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間 “awai” 10周年に向けて

  • シュエット
  • 9月20日
  • 読了時間: 2分

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幼いころから人とのコミュニケーションが不器用だった僕にとって、

シュエットは心の奥をまっすぐに映し出し、

誰かとつながるための小さな灯でした。


自分の中の「美」を形にすること。

そして出会った方々が求める「美」に寄り添い、かたちにすること。

その積み重ねが、ものづくりの道を豊かに広げてくれました。



シュエットは、2026年1月に10年を迎えます。

その節目を記念して、姶良の「珈琲豆屋 香煎」さんで小さな展覧会をひらくことになりました。


香煎さんは自家焙煎された珈琲と自家製スイーツがひとときの癒しを与えてくれる、

僕も大好きな場所。

店主である鹿島さんの選んだ器やさり気ない装飾が静かに息づきます。

民藝への深いまなざしを持つ鹿島さんは、

ものづくりの相談にも心を傾けてくださる大切な方です。


このあたたかな場所で、たくさんの方にお会いできたらと願っております。


間“あわい”


あわい—それは、大和言葉で「あいだ」「隙間」を意味することば。

明確に分けられぬ中間の領域。

そのあいまいな空気に、日本人は古くから美と気配を見出してきました。


僕と世界のあわい。

これまでとこれからのあわい。

そして作品を介して生まれる、誰かと誰かのあわい。

そんなことに思いを巡らせながら今回の10周年展のタイトルとしました。



ひと・もの・ときのあわいに、

柔らかな光が宿る。

真鍮がうつすのは、記憶の温度と、

祈るような日々のかたち。


節目のとき、静けさのなかで

過去といまが重なる輪郭を。



10周年記念展 間 “awai”

会期:10月20日(月)~10月31日(金)

会場:珈琲豆屋 香煎

   〒899-5432

    鹿児島県姶良市宮島町32−1

 
 
 

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